みなさまは週末は何をされていますか?
私は根っこがインドアなので、
家で映画みたり、自分の(悩む必要もない)将来を悩んだり、読書したりすることが多いです。
でも社会人になって、休日のありがたみを見に染みて感じているため、最近は興味のあることに自分の足を運ぶのも素敵な時間の使い方だな、と思っています。
でもやっぱりお家×1人映画ってやめられません〜〜!
ということで、最近みた映画で、よかったものを一つ紹介します。
「ウィークエンドはパリで」
何年も一緒に連れ添ったイギリス人老夫婦が、久しぶりに2人で旅行に出かけます。旅先に夫が選んだのは若い頃2人で旅したフランス・パリ。
最近何かがうまく行かない2人の関係性も、昔を思い出してあの頃のようになれるんじゃないかと期待しながら。
前回の記事でイタリアがいかに絵になる都市かお伝えしましたが、パリももちろん負けていません。(行ったことないですけどね、画面から伝わります。)
2人はイギリス人ですから英語が母国語ですし、フランス語圏の方は基本的に英語話せますから、私からすると日本語が通じる古都・京都に行くような感覚なのかな。知ってる街だけど一定の距離があるというか。
ただ、タイトルから想像できる、おしゃれでキラキラした週末をパリで過ごす物語、ではないのです。 (それを期待して見てしまうと、ちょっとがっかりするのかも?)
簡潔に言うと、ずっと夫婦喧嘩をしているのです。
いつ壊れてもおかしくないくらい脆い関係に見えるシーンが随所に散りばめられているのです。それ言ったら元も子もないでしょ、と言いたくなるようなセリフも多々。
でも2人は夫婦のまま。家族なんです。
ちょっと時間が経つとけろっとしている。
決して悲観的な見方をしているつもりではなく、「男女の関係なんてこの程度のもの」という普段私たちが見ないようにしているものを表現しているように感じました。(そもそも違う生物なのだ〜)
亀裂が入りそうな喧嘩をしても、繋がっていられる関係性は結構憧れます。
喧嘩の理由がリアルすぎて、たまに心苦しくなるシーンもありましたが、
パリという映像映りが最高にいい街で、映画じゃなきゃできない事を2人がバンバンするので、現実と非日常のバランスをそれで取っていたのかな〜と思ったり。
(ただ高そうなレストランを食い逃げするシーンはいらなかった気もする。うーん。)
男女関係にお悩みで、でもおしゃれな街並みを眺めて癒されたい!
という特殊な事情の方にオススメです。
(そんな人いないって?)