9月はとても早かった。
他の月に比べて祝日が多いことと、祖父が亡くなって会社を休んでいたことが重なったからだと思う。
相変わらず仕事は回っているような回っていないような感じ。
やりたいこと・知りたいことがあるはずなのだけど、目の前のやるべきことを優先していると中々他のことができない。
仕事とプライベートをくっきり区別してっていう生き方で悪くはないのだけど、
そうするとトータルで見たときに燃費が良くはない気がしてきた。
社会人になったら大抵の人が日中は働いていて自己啓発なんてできない。
やるならば終業後と週末になる。
その前提条件はあまり変わらないはずだから、5年後くらいに後悔しないために人と差がつかないように日々努力をしたいな〜と思っているところ。
数ヶ月前に本屋さんで発見して衝動買いしたコミック・エッセイ
ニューヨークで考え中/近藤聡乃
まずタイトルと表紙に惹かれて中身をパラパラ読んだ。
その場で多分7,8割読んでしまった気がするけれど家で何度も読みたくなるなと思って
でも一度に読みきったら楽しみがなくなっちゃうから1巻目だけ買った。
近藤聡乃さんのことはこの本で初めて知った。
後で調べたら森ビルで個展もやっていた。(時期を逃して行けなかった…悔しい!)
Webメディア「マトグロッソ」に連載していたものを書籍化したもので、著者の初めてのニューヨークでの一人暮らしが綴られている。まるで自分も住んでいるかのごとく感じる。ニューヨークが舞台だから面白いだけではなくて著者の書き方がとても好きなんだと思う。
1.絵が好き
(多分)同じペンで書かれていて、だからこその統一感が素敵。マンガというよりアメリカのコミックという感じなのかな?
どことなく大好きな岡田淳さんの絵に似ている感じがするのも好きな理由なのかもしれない。(こそあどの森という大好きな絵本があります。いつか書きます。)
ご本人が本当に絵のようにおかっぱの髪型かはわからないけれどそれも可愛らしい。
2.字が好き
コミックエッセイということで文字がかなり多めだと思う。
普通マンガだと活字だけれど、こちらは全て手書きの字になっている。その字がとても整っているのが好き。どうやったらあんなにまっすぐ書けるのか知りたい!(わたしは縦書きが苦手です。)
3.ストーリーが好き
わたし自身海外の文化を知ることが好きというのもあって、ニューヨークでの衣食住を知れるのはとても楽しい。
特に住まれていたアパートが描かれている話が好き。37話の年末エピソードの窓際で電話のシーンが好き!
実は最近楽しみにとっておいた2巻目を買って、やはりこちらも大好きな内容だったのだけれど、旦那さんとのエピソードが全部素敵だった。125話の新婚その後エピソード中の「待ち合わせをしなくても夫に会えるのも良い。」がほっこりした。126話の言語による壁に関するエピソードは読みながら涙が出た。
主に好きな点を挙げたけれど、紙の質感や表紙の色もとても好きだ。ニューヨークはまだ行ったことがないけれどずっと行きたい都市。なぜ次の旅行を西海岸にしたのかはその時の旅行日記で語ることにする。
このエッセイを読んで、働くことと暮らすことは二分するものでもないのではないかと思った。
だからわたしも日々の気づきをこのブログに残そうと思った。そして学生時代から海外で働きたいと考えていたことを思い出した。
うちには選抜だけれどニューヨークやロンドンなど海外の都市で働く機会がある。人生一回きりだし会社のお金で、かつ安全がある程度保障されながら働けるなんてまたとないチャンスなんじゃないだろうか。
ぜひ応募しよう、という気持ちにはなれた。それに対する努力は今月できただろうか…あまりできなかったなー。
今日で9月も終わるし、もう一度目標を見つけたのでこれから頑張っていく。
夢はニューヨークの研修生になって近藤さんに会うこと! 美味しい本場のベーグルも食べたい!
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