みなさんは日常的に文章を書いていますか?
文章を綴るって簡単に見えて、アウトプットの中でも実はすごく脳みそを使うものだと思います。
私は仕事はクリエイティブなものではないので、文章を書くとしてもメールくらいで、
そこまで内容の重いものにはまだ関与したことがありません。
もちろんその短いメールでも読み手を考えて構成するから、
文章が長くなればなるほどもっといろいろな点で検証しながら書かないといけない。
そのハードルの高さを意識しすぎて、なかなかブログ に手をつけれらていませんでした。
でも苦しいと思いながらも、好きなことはやっぱりやり続けたい。
文章を書くことは訓練できると考えているので、26歳の自分をもっと豊かにしていくためにも、一週間に一度のペースで文章を作成することを目標にします。
そんな気持ちを新たにするきっかけをくれたのが、早起きしてしまった土曜の朝にみた映画、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。
2019年公開で、アメリカの小説『若草物語』を原作にした映画です。
南北戦争時代のアメリカで、四姉妹がそれぞれの性格・夢を追いかけながら生きていく姿をうつしています。
決して裕福な家庭ではないけれど、家族で過ごすことを大切にしているマーチ家。
ベス、ジョー、メグ、エイミーの四人を中心に、当時の生活を写しながらも結婚や家族関係など現代でも共通する悩みをテーマに物語は進んでいきます。
もともと若草物語を幼い頃から好きで、何度も読みました。
私が読んだのはポプラ社から発行されているもので、続編は読んでいません。
表紙や挿絵がとても素敵で、それもお気に入りのポイントです。(宮脇鈴子さんの書く女性がかわいいのです。メグがかわいい。)
何回か映画化されているみたいですが、映画をみたのは今回が初めて。
Amazon primeで観れます。
ぶつかりながら内面・外見共に成長していく四姉妹を見るのはとても心に響きます。
時代背景的にきらびやかな衣装ではないですが、芯のある美しさはばっちり表現されていて、目にもいい映画です。(キャストも素敵です。四女エイミーの演技が素晴らしい。)
観終わった後に残ったのは、自分らしく生きることは時に難しいけれど、
それでもやっぱり自分らしく生きてみようという気持ち。
(個人的には最近どハマりした『大豆田とわ子と三人の元夫』を観た後に感じたものと似たものを感じました。)
四姉妹は、女性として家族の中の立ち位置で期待されていることと、自分のやりたいことの間で沢山悩みます。
特に次女のジョーに焦点を当てながら物語が進みますが、すごくジョーの気持ちがわかる。きっと現代人にも共感できるよう内容を少し合わせいるからでしょう。
作家になるという夢を追いかけて、単身NYまで行き、日々読書をしたり文章を書いたりして自分らしく生きている。
親密な男性も現れるけど、結婚がゴールのような形で生きたいわけではない。
家族に会いに帰ると暖かい気持ちになるけれど、どこか寂しい気持ちもある。
私も自立や変化を求めて実家を2年前に飛び出したけど、たまにものすごく寂しくて実家に戻ることがあります。
ジョーを通して自分を見ているようでした。
私は彼女のようにまだ好きを仕事にはできていないけど、悩んでないで行動したい。形になるかどうかは後で考えよう。そう思えました。
私の頭の中には外に出したい気持ちや経験が沢山あります。
まだまだ拙い文章しか書けないけれど、それでも継続は力なり。コツコツと続けることに意味がある気がします。
(週に一回執筆したら、1500字×52週=約78,000字。薄めの文庫本くらいにはなるかな。)
誰かの帰路や会社へ向かう時のお供になったらいいな。
沢山チャレンジして、挫折して、味のある30歳を迎える準備をしようと思います。